Hirox Lab

ネット会社開発マネージャーのブログ。開発、ビジネス、マネジメント、たまにシンガポールの情報など。

Amazonでの1-Clickボタン誤クリックを防ぐChrome拡張

Amazon 1-Click 防止のChrome拡張を公開しました。

chrome.google.com

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Amazonで安心してお買い物を楽しみましょう!
本ツールはAmazonの1-Clickボタンを置き換えて、誤クリックによる購入を防止します。
※ 本ツールのご利用により発生したいかなる損害についても補償は致しません。ご了承いただける方のみご利用ください。

<主な機能>
- 1-Clickボタンが「1-Clickボタンを表示」ボタンと置き換わります
- 「1-Clickボタンを表示」ボタンを押すと元の1-Clickボタンが表示されます
- アイコンクリックで機能のON/OFFを切り替えることが出来ます

似たようなものもあるにはあったのですが、納得行くものがなかったため自作しました。

それもそのはず、AmazonさんのサイトはHTMLコードが中々に汚い上に、商品検索ページがSingle Page Applicationだったり、非同期処理で1-Clickボタンが出てくる部分があったりと、一筋縄ではいきません。。。

ただ残念ながらこのツールも完璧という保証はできませんので、申し訳ありませんが本ツールのご利用により発生したいかなる損害も開発者は補償しないことをご了承ください。 

開発のきっかけは私自身が先日誤って 1-Click ボタンを押してしまい、その場で注文が確定してしまったためです。仕事柄こういう間違いはあまりしないのですが、これは間違って押しても仕方ありません。 

8月に始まったKindle Unlimitedをきっかけに最近Amazonのサイトを見る機会が大幅に増えました。しかし読み放題の対象書籍であっても「1-Clickで今すぐ買う」ボタンが表示されるため、私と同じように誤購入してしまう人はサービス開始当初から少なからずいるようでした。

www.itmedia.co.jp

誤購入を当てにしたと疑われる異常に高額な商品が出ていることも話題になりました。 

www.itmedia.co.jp

しかも不親切なことにKindle本の購入をキャンセルしたい場合は、カスタマーセンターに連絡するしか方法がありません。更に怖いのは、「注文日から7日以内に限りAmazonの裁量にて返金」という曖昧な条件がついていることです。

Amazon.co.jp ヘルプ: Kindle本を返品する

つまり続けてキャンセルすれば悪質とみなされて返金を拒否される恐れがあるので、一度やってしまった私は慎重にならざるをえません。 

なお以下の1-Click OFF設定時の表示の通り、Amazonの1-ClickはKindle書籍等のデジタル購入品では無効にできないのです。

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もちろん本当はAmazonさんに対応頂ければ一番良いのですが、この デジタル購入品で1-Clickが無効に出来ない問題自体は数年前から指摘がありながら、未だ対応されていません。

しかし最近、商品ページの「読み放題で読む」の場所が若干改善されていたりと、全く対応が行われていないというわけでもないようです。

また私のKindle本返品依頼に応じてくださったカスタマーセンターの方の対応はとても親切で丁寧でした。誤購入してしまったら多少手間でも迷わずカスタマーセンターに連絡してみましょう。

Amazon.co.jp ヘルプ: お問い合わせ方法